世界で唯一の女性君主であるデンマークの女王・マルグレーテ2世が退位を表明し、息子のフレデリック皇太子に王位を譲ると明らかにしました。

83歳のマルグレーテ2世は、毎年恒例の大みそかのテレビ演説で、即位52年を迎える1月14日に退位し、息子のフレデリック皇太子に王位を譲ることを表明しました。

イギリスBBCによりますと、マルグレーテ2世は退位を意識したきっかけについて、去年、背中の手術を受けたことを挙げ、「次世代に責任を委ねる時が来たと判断した」と話したということです。

マルグレーテ2世はおととし、イギリスのエリザベス女王が亡くなって以降、世界で唯一の女性君主でした。