■第100回東京箱根間往復大学駅伝競走・往路(2日 東京・大手町~神奈川・芦ノ湖 107.5キロ)
往路3区(21.4km)でついに首位が入れ替わった。激しい首位争いが繰り広げられ、青山学院大・太田蒼生(3年)が59分47秒の区間賞、トップでタスキリレー。ヴィンセント(東京国際大)の区間記録である59分25秒には及ばずも、同区間で日本人初の1時間を切る激走をみせた。
駒澤大は前回の箱根(4区)以降、3大駅伝での“1位タスキリレー”が驚異の23区間連続とトップをキープしてきたが、その箱根4区の前で逆転され24区間の大記録には届かず。連覇を狙う駒澤大の佐藤圭汰 (2年)は戸塚中継所では22秒差のトップでタスキを受けたが、2位の青山学院大・太田が徐々に差を縮め、7.5㎞付近でついに追いつかれた。
佐藤は1500m、3000m、5000m、10000mで20歳以下日本記録を持っている“学生最強ランナー”。青学の太田は5㎞付近で18秒差、そして7.5㎞付近で駒澤の佐藤を捕らえると、並走が6㎞続いた。13.9㎞付近で太田が勝負を仕掛けて前に出ると、駒澤の佐藤は後ろに下がり、14.8㎞付近で再び横に並んだ。
16.7㎞付近では太田が前に出てレースの駆け引き。箱根デビューの佐藤に、箱根3度目の太田が揺さぶりを仕掛けた。太田は横の佐藤を確認しながら18.2㎞付近でサングラスを外し、ラストスパート。駒澤の佐藤は反応できず、差は10mほど付いた。青学の太田は後ろを確認しながらの走りとなったが沿道の声援に笑顔を見せ、4区の佐藤一世についなだ。














