■全国大学ラグビー選手権 準決勝 帝京大学 22ー12 天理大学(2日、東京・国立競技場)
帝京大学(関東対抗戦1位)が天理大学(関西2位)に22-12で勝利し、3年連続で大学選手権決勝進出を果たした。大会3連覇へ向け、13日の決勝で明治大学と対戦する。
序盤は強力FWで攻める帝京に守る天理という構図が続く。そして前半14分、帝京がラックから左に展開。大外のWTB高本とむ(4年)に渡り、ライン際を独走、相手タックルをものともせず右隅にトライを決める。難しい角度のゴールも決まり7-0と、帝京が先制に成功する。
3分後には帝京のハイパントに、WTB小村真也(3年) がジャンピングキャッチ。サポートに来た高本(4年)にボールが渡り、そのまま走って連続トライを奪い、ゴールも決まって14-0と天理を突き放す。
しかし中盤に入ると、出足のはやい天理FWに徐々に押される帝京。20分にラインアウトからテンポよくボールを回され、最後はFWに突破を許しトライを奪われる。37分には、天理BK陣の走力についていけずタッチライン際を走られ、2つ目のトライを許し14-12と2点リードで前半を終える。
後半3分、帝京は早いボール回しで右に展開し、SO井上陽公(4年)が突破、最後は走り込んできたWTB小村(3年)に渡り、天理ディフェンスを置き去りにしてトライ、19-12とリードを広げる。
7分にはペナルティゴールで3点を追加した帝京。その後も強力FWの推進力に、高木(4年)と小村(3年)、両快足WTBが天理ディフェンスを翻弄。得点は奪えないものの、敵陣内で過ごす時間が続く。
終始攻め続けた帝京は、後半天理に一つもトライを許さず22-12で勝利した。














