てる子さんの話を聞いて、「悩んじゃった…聞かなかったら、ぼくパッパッパッといこうとしてたんですけど」という堀アナウンサー。
「男性ってこうだよね、女性ってこうだよねというのも、その人の歴史によって濃さは変わってくる。そこの判断もそれぞれ違いますよね」

悩みすぎて、普段の「今日ドキッ!」では絶対に見せない表情に…。

「戸籍の性別」は男性だけれど、自分自身の中に「女性性」もないだろうか?
思い浮かんだ「男性性」や「女性性」は、自分の歴史や社会の中で生まれた固定観念ではないのか?

自分自身の「性」を見つめ直す中で、「性の多様性」がいかに「多様」かが、少しずつ見えてきたようです。

先に書き上げた泉記者は、「性自認」「戸籍の性別」は女性、「性指向」は男性にふりきっていますが、「性表現」は少し男性性もあると書きました。

「私服はほとんどスカートばかりですけど、仕事で『ちょっと今日気張って頑張らなきゃ』というときはパンツスーツを選ぶ。男性の上司が多い職場で働いている女性は、考えるところなんじゃないか」と話します。

てる子さんは、「性表現は『社会的なふるまい』も含んでくる。所属している現場において適切なふるまいをしようとする中で、ある意味、『男性性』と本人が表現しやすいようなふるまいをするんだろうね」とコメントしました。