髪型のルールは?

そしてきょうのテーマ、髪型について。質問は「部員の頭髪の扱いは野球部ではどのように取り決めていますか」回答は①丸刈り②スポーツ刈りも可③特に取り決めず、長髪も可 の3択です。

①「丸刈りと決めている学校」は、5年前は3025校、全体の76.8%でした。
それがいまでは…1000校にまで減りました。5年で2000校以上減って、割合も26%と大きく下げました。

反対に大きく伸びたのは「③特に取り決めず、長髪も可」で学校数、割合ともに4倍以上に増えました。

山口県内の現状は?県高野連を直撃!

山口県内の現状はどうなのか、関係者に聞いてきました。県高野連の山縣大輔・理事長は、髪型の自由化が県内でもここ数年で急速に広がっていると話します。

山口県高等学校野球連盟・山縣大輔理事長
「最近では長い髪を見ても違和感がない、甲子園に出るようなチームでもそういったところが増えてきた。というところで県内の指導者も、自分たちで選ぶということを選手にも求めているというところも感じます」

一方、高校野球が置かれた現状も影響しているようです。

山縣理事長
「部員数も減ってくる中で、丸刈りを嫌がる子もいると思うんですね。すそ野を広げるために丸刈りを廃止したところもあるかと思います」

県内でも丸刈りは進んでいる…本当なのか?例えば去年、夏の甲子園準優勝の下関国際も、春の中国大会準優勝の宇部鴻城も、WBCを観戦をしていた桜ケ丘も、全員が丸刈りのようです。

高校野球実態調査、山口県のデータは?

疑う訳ではありませんが、山口県だけの調査結果もお願いして教えてもらいました。結果はこちらです。

丸刈りの学校は、5年前は81%、今回は…46%でした。しかし全国の結果と比べると、あることに気が付きませんか。「丸刈り」の学校の割合が全国よりも20ポイントも高い。つまり山口県は、全国に比べ「脱丸刈り」の動きが顕著ではないということ。