ロシアによる侵攻が続くウクライナで29日、ロシア軍が首都キーウなど各都市を一斉に攻撃し、これまでにあわせて少なくとも22人が死亡しました。

AP通信などによりますと、各都市への攻撃には、あわせて122発のミサイルと数十機のドローンが使われました。

キーウではクリチコ市長が、1人が死亡し、17人が負傷したと明らかにしていて、映像からは攻撃を受けた場所で火災が発生する様子も確認できます。

また、南部オデーサでは2人が死亡、中部ドニプロでは産科病院や商業施設が攻撃を受け5人が死亡したとされ、ウクライナ当局は今回の一斉攻撃であわせて少なくとも22人の市民が死亡したと明らかにしています。

攻撃後、ウクライナのゼレンスキー大統領はSNS上に被害を受けた場所の動画や写真を投稿。地対空ミサイルや巡航ミサイルなどロシアが持つほぼすべての種類の兵器が使われたと指摘し、「テロリストの攻撃には必ず反撃する」とロシア側を強く非難しました。