山口県岩国市の阿品地区に伝わる伝統の漬物、「阿品たくあん」の漬け込み作業が行わました。

岩国市阿品にある漬物組合専用の加工場です。ダイコンを栽培した市内南河内の住民グループや漬物会社のスタッフなどおよそ10人が作業をしました。

タンクの中に入った人が天日干ししたダイコンを隙間がないようにきれいに並べていきます。ぬかは、ふすまやトウガラシ、ウコンなどを配合したオリジナル。周囲の自然環境と加工場に住み着いた発酵菌の力だけで熟成させる古漬けです。

阿品地区では戦後、漬物用ダイコンの栽培が始まりました。当初、地区の半数近く50軒あった生産農家は過疎高齢化で減り続け、漬物組合の相川典生組合長だけになりました。相川さんも80歳を期に引退を決め、今年から市内の漬物会社に生産を譲ることにしました。

相川典生さん
「長年ここの組合長やってきたからね。わしとしたらやっぱり譲ったという寂しさがあるけどね。できるだけ手伝ってねやってあげたいと思うね」

半年間、管理しながら漬け込み、来年7月下旬以降に市内の漬物会社から期間限定で「阿品たくあん」として販売されます。