世界遺産の町、岩手県平泉町では28日、多くの初詣客を迎える毛越寺の山門に、地元有志が奉納した大しめ縄が飾られました。

毛越寺では28日午前9時半ごろからおよそ1時間かけて地元有志が作った大しめ縄を山門に飾りました。
来年の五穀豊穣を願って奉納された大しめ縄は長さが6メートル、重さはおよそ50キロで、初詣に訪れた参拝客を出迎えます。

(奉納した小野寺政雄さん)
「平泉は浄土の町ですので平泉から平和を発信して頂ければと思います」

また28日は本堂の前で恒例の餅つきが行われ、僧侶たちが鏡餅として境内6か所に供えるための餅をつきました。

(毛越寺 志羅山順慶さん)
「コロナ明け、皆様が楽しい気持ち、嬉しい気持ちで過ごせるような一年になるよう毛越寺一同頑張っていきたいと思っております」

毛越寺では正月三が日の参拝客数を去年より1万人多い6万人と見込んでいます。