世界のムナカタ、「故郷への回帰」

晩年に青森への思いを強く表現した作品を数多く制作するなか、志功は病に倒れました。1970(昭和45)年、67歳となった棟方志功です。

この日は一世一代の晴れ舞台、文化勲章を授かりました。青森県出身者では初の快挙です。

※1970年10月26日 棟方志功
「(文化勲章の受章は)『さらに大きい仕事をせよ』という大きい号令、そういうものを国から受けた感じがしました。そういう大きい号令に対して、仕事をさらに高く深く大きく広くしなくちゃならない」