新年の皇居を彩る伝統の寄植盆栽「春飾り」の準備が始まりました。

「春飾り」は、年末年始に宮殿や天皇皇后両陛下のお住まいの御所などに飾られる、皇室伝統の寄植盆栽です。紅白の花をつける梅の古木を中心に松や竹など縁起物の草木をあしらい、仕上げに皇居の石垣などから採取した苔を張って、川を模した化粧砂を敷きます。

「春飾り」は、少なくとも江戸時代後期から続いている記録があり、大型の物は高さが2メートル以上もあり、梅は古いもので樹齢150年を超えます。

宮内庁庭園課によりますと、今年は23鉢を制作し「順調に梅のつぼみが膨らんできている」ということです。