円安が響きました。去年の日本の1人あたりの名目GDPがドル換算で3万4064ドルで、G7で最下位になったと内閣府が発表しました。

内閣府が発表した国民経済計算の年次推計によりますと、日本の2022年の1人あたりの名目GDPは、ドル換算で3万4064ドルとなり、1年前の4万34ドルから大幅に減少しました。G7では、イタリアに抜かれ最下位です。

急速に進んだ円安の影響が大きく、長期的な成長力の低迷も響きました。

一方、国全体の名目GDPは、日本は4兆2601億ドルで、アメリカ、中国に次ぐ3位を維持しました。

ただ、世界全体に占める割合は1年前より0.9ポイント低い4.2%で、1980年以降で最低となり、4位のドイツが4.0%とすぐ迫っています。