岡山県吉備中央町の浄水場から有害性が指摘されている物質がきわめて高い濃度で検出された問題で、町が原因究明のための委員会を開きました。

委員会は吉備中央町が初めて開いたもので、大学の教授や環境省の職員ら4人が参加しました。

円城浄水場で昨年までの3年間、有害性が指摘されている有機フッ素化合物=PFAS(ピーファス)が国の暫定目標値の16倍から28倍検出されていた問題について、きょう(25日)は、県からこれまでの土壌や水質の調査結果が報告されました。

これを受け委員からは「追加でボーリング調査が必要なのではないか」といった意見が出されました。

(委員長に選出された岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域 小松満教授)「これまでに十分解明されている物質・現象というわけでもないので、各委員の先生方の知見を集めて、その原因究明に向けて検討してまいりたい」

次回の委員会ではきょうの議論をもとに県と町から提出される追加の調査内容案を精査することにしています。