およそ300人のインド人を乗せ、フランスの空港に一時着陸した航空機について、フランス捜査当局が運行停止を命じました。「乗客は人身売買の被害者」という情報があったということです。
現地メディアによりますと、離陸を止められたのはUAE=アラブ首長国連邦から中米ニカラグアに向かう東欧ルーマニアのレジェンド航空機です。インド国籍の303人が乗っていて、21日、給油のため、フランス北東部の空港に着陸しました。
フランス捜査当局は「乗客は人身売買の被害者の可能性がある」という匿名の情報を受け、運航停止を命じ、人身売買に関わった疑いがあるとして搭乗者2人の身柄を拘束、23日も引き続き乗客の身元や渡航目的などを調べています。
拘束された2人は全員分のパスポートを持っていたということですが、乗客らはアメリカやカナダに不法入国するためにニカラグアを目指していたという情報もあり、組織的な人身売買ではなく2人はビザの代金をまとめて支払う役だった可能性もあるということです。
在フランスのインド大使館は旧ツイッター「X」で「乗客の安全を確保しつつ、状況を調査している」としています。
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