自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金問題で19日、東京地検特捜部が安倍派(清和政策研究会)と二階派(志帥会)の派閥事務所を政治資金規正法違反の疑いで家宅捜索。政治と金をめぐる問題は岸田政権を揺るがす最大の危機となっている。今後、問題追及、政権交代へ向け野党連携はあるのか、また政治資金規正法の改正はあるのか、次期衆院選で野党第一党を目指す日本維新の会・藤田文武幹事長に話を聞きました。(聞き手:川戸恵子 収録12月21日)
パー券めぐる”裏金問題”「自民党の悪習というべき根付いた文化」
ーー(自民派閥の)政治資金パーティーを巡る裏金事件、この事件について、どう見ていますか。
日本維新の会 藤田文武幹事長:
今回の件については、現行法が規制しているものからかなり外れてしまっていて、違法にかなり近い。今後これが明らかになっていくと思いますが、そういう行為が個人で行われていたのではなくて、いわゆる組織的に、そして長年に渡って意図的にされていたと。相当悪質性の高い事案だというふうに思います。自民党の悪習ともいうべき、根付いた文化みたいな形になって、みんな知っていたのです。はっきり知っている人もいれば、何となく知っている人もいると。それをなんか、みんなやっているから「これ当たり前かな」というふうなことをそういう感覚で受け入れてしまっているのが、自民党の「ぶち壊してしまうべき体質」だと思います。今後我々がやっぱり立法府の一員として考えないといけないのは、そもそも政治資金のあり方というところに移行してくると思うのです。やっぱり政治家ですから、税金を使う、または皆さんからのご寄付とか、国民の皆さんのお金を使わせていただく手前、しっかりと透明性を担保すること、そういうことをどう法整備して、もう一度再構築していくかということは、次の国会のやはり話題の一つの中心となると思います。














