74年に及ぶ上場企業の歴史に幕を下ろした東芝。島田社長は、経営の再建について、EV=電気自動車の普及で需要が高まっている半導体を成長させ、「光り輝く東芝を再び取り戻したい」と強調しました。

2015年の不正会計問題以降、経営危機に陥った東芝は、いわゆる「物言う株主」が経営に介入するなど混乱が続いたため、投資ファンドの「日本産業パートナーズ」を中心とした国内連合による買収提案を受け入れ、今月20日に上場廃止となりました。

東芝 島田太郎 社長
「どの方向性を打ち出しても、株主総会で否決されたりとか、前へ進めなかったということが課題であったわけであります。今後の体制においては遥かに速くなる。光り輝く東芝を再び取り戻したいというふうに思っております」

上場廃止後、東芝の島田社長が初めて報道陣のインタビューに答え、非上場化により経営のスピードを高め「会社を成長軌道に戻す」と強調しました。

短期的には、EV=電気自動車の普及で需要が高まるパワー半導体の増産などで収益を高めるほか、中期的にはインフラなど東芝の強みのある領域でデジタル化を進めることで利益率を高めたいとしています。

一方、再上場については「株主の決めること」だとして明言を避けました。