ダイハツ工業が不正なデータを使って国の認証を取得していた問題。きょう、販売店では対応に追われるとともに、ダイハツ本社には国土交通省が異例の態勢で立ち入り検査に入りました。
全車種の出荷停止という事態になったダイハツ。影響は広がりを見せています。
記者
「都内にあるダイハツの販売店です。12月末までのキャンペーンを伝える旗が今、撤去されました」
別のダイハツ販売店でも…
記者
「ユーザーからの問い合わせの電話でしょうか。従業員が対応にあたっています」
きょうが車検だったというダイハツ車に乗る男性は。
タント利用者
「ダイハツもか…と思って。事故があってからでは遅いので、早めに言ってもらわないと」
都内にある中古車販売店。きょう納車という男性の姿もありました。
納車に来た人
「(報道見て)正直ちょっと大丈夫かなと。アトレーが対象車なのか気になった」
この販売店では在庫の半分のおよそ70台がダイハツ車で、このほか20台ほどが納車を控えているといいます。
くるまのハチオウジ 太田順平営業責任者
「(全車種出荷停止は)今までも体験したことがないし、聞いたことがない。今の車が大丈夫なのか、いち早くお客様に伝えたいので早くお聞きしたい」
こうしたなか、国土交通省はきょう午前、通常の倍以上、7人の職員という異例の態勢でダイハツ本社に立ち入り検査に入りました。
衝突試験やブレーキの試験でうその記載をして認証を取得する不正は、生産を終了したものも含め64車種に上り、トヨタやマツダ、SUBARUに供給している車種も含まれています。
立ち入り検査では、試験データなどの資料を確認し、生産中のすべての車種が国が決めた基準に適合しているかなど検証するとしています。
ダイハツ工業 コーポレート統括本部 井出慶太統括部長
「当局の目で私どもの中身を見ていただくことは必要な措置。全面的に協力をさせていただき、一日も早い信頼回復に取り組んでいきたい」
不正が起きた背景を報告書では「社風」と厳しく指摘しています。「1ミリ1グラム1円1秒」にこだわって、低コストで早く新車開発をする「短期開発」が背景だとしています。
第三者委員会 貝阿彌誠委員長
「短期開発の強烈なプレッシャーの中で、追い込まれた従業員が不正行為に及んだ」
衝突試験の不正を行っていた滋賀の工場では…
工場の従業員
「(Q.短期開発の過度なプレッシャーが背景に?)正直あると思います。結構、急いでやっています」
「上との風通しが悪かったのが原因なのかな」
短期間で「できて当たり前」の中で強い圧力にさらされ、それが不正を行って車両の認証試験を取ることにつながったとしています。
ダイハツ工業 奥平総一郎社長
「『認証を軽視している』と指摘されても仕方がない不正が行われている。その行為を生み出す環境を作った責任は経営陣にあります」
検査の結果次第では、車の生産に必要な「型式指定」が取り消され、事実上、生産ができなくなる可能性もあるダイハツ。30年以上続いた不正を許した「社風」を刷新するのは容易ではありません。
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