吉備中央町の水道水問題で、岡山県は高濃度の有機フッ素化合物を検出した土のう袋の周辺土壌から同様の物質を検出したと発表しました。土のう袋が発生源の可能性が高まっています。

この問題は吉備中央町の円城浄水場で昨年までの3年間、国の暫定目標値を超える有機フッ素化合物=PFAS(ピーファス)が検出されたものです。

岡山県は、付近の資材置き場にあった土のう袋から高濃度のPFASを検出していましたが、更なる調査で周辺の土壌にも高濃度の物質が含まれていたと発表しましました。

(岡山県循環型社会推進課 堂本竜也課長)「活性炭が溶出したPFAS・PFOAが直下の土壌に移行しているものと考えられ、使用済み活性炭が発生源である可能性がさらに高まったと考えております」

岡山県では町に調査結果を報告し、専門家の意見も踏まえながら原因究明に取り組みたいとしています。