高知県経済に貢献する製品や活動に贈られる高知県地場産業大賞に香南市のYAMAKINが開発した「デジタル技術を活用した入れ歯の複製技術」が選ばれました。

県地場産業大賞は県産業振興センターが主催していて今年は56の応募がありました。

地場産品や活動、あわせて15件が受賞し、このうち香南市のYAMAKINが開発したデジタル技術を活用した入れ歯の複製技術が大賞となりました。

これはデータを入力すると独自開発の樹脂で入れ歯の複製を作ることができる技術で、これまでの歯科技工士の手作業と比べると手元に届くまでの時間が半分ほどになるといいます。

県産業振興センターは「高齢者のニーズだけでなく入れ歯を作る担い手不足の解消にもつながる点」を評価したということです。

(YAMAKIN 山本樹育 社長)
「歯科医師や歯科技工士の匠の技術とデジタル技術の融合に大きな意義があり、何より患者さんの負担軽減につながっているので、高知県民、日本国民の口の中の健康につながるので、技術・製品が認められたのは非常にありがたくうれしい」

ほかの受賞製品には従来製品よりも保湿力を高め、肌ざわりも向上させた保湿ティッシュなどもあります。表彰式は来年2月13日に高知市で行われます。