「ごめんなさい」の声を全国から集めるコンクールが今年で20回目を迎え、20日選考会が行われました。
今年で20回目を迎えた「ハガキでごめんなさい全国コンクール」。高知県南国市の「後免町」というユニークな名前を全国に発信しようというやなせたかしさんのひらめきから始まりました。
今年は全国から1688通の応募があり20日は一次審査を通過したおよそ300枚のハガキを対象に審査が行われました。
大賞に選ばれたのはペンネーム・宇久修一(うく・しゅういち)さんが天国の祖母に向けたこちらの「ごめんなさい」です。

51年前の中学校の体育祭。「来ないで」と言ったのに重箱いっぱいのお弁当を持って来てくれた祖母を追い払うようにして帰してしまったごめんなさいが綴られています。
思わずクスッと笑ってしまうこんな「ごめんなさい」も。

「お父さんごめんなさい。寝ているお父さんの頭にマジックでらくがきしてごめんなさい」
(ハガキでごめんなさい 全国コンクール 西村浩利 実行委員長)
「学校単位での応募も増えていて、教育の場でも『南国市の後免町』が広がっていてうれしい。コロナ禍の中で家族に対する思いがだいぶ変わったと思う。家族を思う気持ちを大切にしたいという作品が増えていた」
入賞作品は南国市観光協会のホームページで見られることになっています。来年2月には表彰式も予定されています。