熊本市が新たな本庁舎の建設場所について、今の市役所周辺の4つのエリアを中心とする意向を示したことについて、市民や議員からはさまざまな意見が出ています。
熊本市は本庁舎の建て替えについて、今年9月から民間事業者を対象に意見や提案を募集しています。
熊本市の中間報告によりますと、11月末までに手取本町(てとりほんちょう)のほか、城東町(じょうとうまち)、花畑町(はなばたちょう)、桜町(さくらまち)、そして白川公園(しらかわこうえん)で建設する案が示されたということです。

記者「建設案のひとつ、白川公園は周辺で渋滞が懸念されることや、公園の廃止に対する市民の抵抗感などから候補から外れました。みなさんはどう感じているのでしょうか」
(白川公園除外に賛成)「ここでご飯食べることが多くてこの景色が好きなので、個人的には良かったかなと」

(白川公園除外に賛成)「街の中ってあんまり公園がないので、白川公園に建てなくても良いんじゃないかなって思いますね」
(白川公園除外に賛成)「白川公園は良くない。やっぱり中心地がいいと思う」
一方で、白川公園の案を除外しないでほしいという人も。
母(白川公園除外に反対)「(家の)近くだから、除外してほしくないとは思いますけど。渋滞面でいえば、どこにいっても渋滞はするんじゃないかと思うんですよね」

そんな母に対し、娘は…
娘(白川公園除外に賛成)「小さいときから来ていたので、私は公園はこのままある方が良いのかなと思う」

賛否がある中、そもそも「建て替えに反対」という意見も。
(「建て替え」に反対)「建て替えにお金がいるわけでしょ。でも今は交通渋滞とかそっちの方を優先してほしいなと思いますけどね」

「建て替え」という方針や検討の進め方に対しては、特別委員会でも一部の議員から不満の声が上がりました。
熊本自民・北川哉市議「私に入ってくる声は(建て替えが)不要という声。(そうした声に)説明ができない」
自民熊本・荒川慎太郎市議「サウンディング(民間への意見聴取)は9月に始まり、この段階での中間報告はいささか遅すぎる」
こういった声に大西市長は…
大西一史 熊本市長「民間事業者からはアイデアベースなので固まっていないものもある。年明けからできるだけ早く(中略)みなさんに概要をお知らせしたい」

熊本市は来年2月にもさらに具体的な案を提示する方針です。














