進学や就職といった進路選択の参考にしてもらおうと盛岡市で20日、高校生が岩手県内の大学や企業について学ぶイベントが開かれました。

これは高校卒業後に岩手を離れる人が多い中、地元での進学や就職を考えるきっかけにしてもらおうと、県が主催したものです。
20日は県内14の高校から1年生と2年生の生徒およそ400人が参加しました。
参加者は始めに県内の大学の教員による模擬授業を体験したあと、各企業のブースに分かれ、担当者から業務内容や待遇について説明を受けました。
病院や介護施設を運営する企業が集まったブースでは、介護現場で進むICT=情報通信技術の活用について担当者が説明すると、普段は触れることのない現場の実情に、生徒はメモを取りながら熱心に耳を傾けていました。

(高校1年生の生徒)
「将来の夢を決めるための材料にしたいと思います」

この催しは21日も盛岡市のアイーナで開かれます。