視覚障がいがある人が楽しめるスポーツ、「ゴールボール」の体験会が17日高知市で行われました。
ゴールボールとは、視覚障がいのある人のために考えられたスポーツで鈴の入ったボールを転がすように投げ合い、相手ゴールにボールを入れて得点を競う競技です。
視覚障がいのスポーツ振興を目的に活動している「高知パラスポーツクラブ」が、障がいのない人にもゴールボールを知ってもらおうと体験会を開きました。会には、障がいのあるなしにかかわらず、ゴールボールに興味のある小学生から70代までの人たちが参加しました。
参加者はまず、完全に視界が見えなくなる“目隠し”を装着します。

「一切見えん…」
参加者は鈴の音や床の振動、ラインの感触など、視覚以外の感覚を研ぎ澄ましながらボールを投げ合います。
参加者はボールが見えない難しさを感じながらも、年齢や障がいがあるなしにかかわらずみんな一緒になってゴールボールを楽しみ、その面白さを体感していました。
(参加者)
「楽しかったです。鈴の音を聞いて頑張ってできたのでよかった。目で見えないからどこにくるのか心配でやりにくいところもあった」
(視覚障がいのある参加者)
「楽しいです。みんなが目隠しをして同じ条件で楽しめる。仲間と声をかけあいながらコミュニケーションがとれるところがいいスポーツだなと思う」
高知パラスポーツクラブは、ゴールボール以外の視覚障がいのある人たちでも楽しめるブラインドサッカーやグランドソフトボールなどの種目にも活動を広げていきたいと話していました。