「ふっくら布ぞうりの会」が手作りする布ぞうり。現在、会は、南三陸、石巻、陸前高田、そして首都圏にチームがあります。2011年の秋頃から、東日本大震災で被災した人たちが暮らす仮設住宅でのコミュニティ作り、生きがい作り、経済的支援を目的に活動を開始。仮設住宅の女性たちが手作りした布ぞうりを、当時ボランティアをしていた、会を運営する一般社団法人あゆみ代表理事の工藤賀子さんが通販サイトで販売するようになりました。代表の工藤さんに、藤沢智子アナウンサーがインタビューしました。

ふっくら布ぞうりが始まったきっかけ

工藤賀子さん:
参加した方は、「街の中がすごく色がなくなってしまっていた当時、集まって皆で編んでいるとカラフルな布がたくさん集まるので、気持ちが明るくなった」というように言っている方もいました。

工藤賀子さん

藤沢智子アナウンサー:
皆で集まれば、他愛もない会話が弾んでそれが楽しい時間にもなりますよね。

藤沢智子アナウンサー

工藤さん:
やっぱり仮設住宅っていろんなところから集まって来ていたので、なかなか自分の話がしづらくて、部屋に籠ってしまう方とかも多かったと思うんですけど、布ぞうり作りをすると、どうやったらそんなに綺麗に編めるのとか、この配色すごくいいわねとか。そういう話題で入っていけるから、そこからみんな仲良くなって、新しいコミュニティができたりっていうことに繋がったんじゃないかなと思っています。