大みそかの伝統行事「ナマハゲ」を前に15日、行事に参加する秋田県男鹿市の職員に対し、伝承団体がナマハゲらしい動作を教える講習会が開かれました。

これは大晦日の伝統行事「ナマハゲ」の保存・継承を目的に男鹿市が毎年行っているものです。15日は「真山なまはげ伝承会」のメンバーが市の若手職員に声の出し方や歩き方などを指導しました。

ナマハゲは家々を巡って怠け者を戒めたり人々に幸福をもたらしたりする「来訪神(らいほうしん)」の一つでユネスコ無形文化遺産に登録されています。

(伝承会のメンバー)
「迫力を出すためには大きく手と足を出す。前かがみになってウォー!」

指導を受けた市の職員はさっそく大きな声を出しながらナマハゲらしい動きを実践していました。

(指導を受けた男鹿市職員)
「喉を転がすというのを教えられたのですが、実際にやってみると難しくてただ叫んでしまう。大みそかまでには家でも練習してできるようになりたい」

ナマハゲは、今回講習を受けた職員も参加して大みそかに行われます。