動物愛護について考えてもらおうとアイドルグループ=SKE48の元メンバー桑原みずき(くわばら・みずき)さんが高知市の中学校で動物を飼う責任について語りました。

家族の一員となっている保護犬2匹を連れて登場したのは高知市出身のタレントでアイドルグループSKE48の元メンバー桑原みずきさんです。ドッグトレーナーの資格を持つ桑原さんは犬や猫を保護する活動を行っていて、14日から高知市内の小中学校で講演を行っていて15日は城西中学校で講演しました。

桑原さんは、飼い主に捨てられるなど様々な境遇を経て保護された動物がいることや殺処分の現状を説明し、「動物を飼うことの責任を真剣に考えてほしい」と強調しました。

(桑原みずきさん)
「自分の大事なものかまれたりとか、ものすごく大変でお金もかかります。それができないのなら飼わん。ワンちゃん・ネコちゃんを飼わん選択肢も大事」

質問コーナーで手をあげたこちらの生徒は、「犬に触るのが苦手」とのこと。桑原さんと一緒にやってきた保護犬にさわってみることになりました。

(生徒)
「すごいかわいかったし、恐怖心とかもほぼ忘れて、かわいさがあって楽しかったです」

高知県内では昨年度284匹の猫が処分されています。講演を聞いた生徒たちは動物を飼う責任の重さを改めて感じていました。

(生徒)
「野良犬や野良猫を保護、手術して返す活動にも取り組んでいきたい」
「動物に対してだけでなく、友達同士で死ねとか言い合っているのがあるので、そこの暴言とかは自分は絶対にはかないようにして、そういう雰囲気は絶対作らないように、命を軽んじる発言などはしないようにしたい」

(桑原みずきさん)
「今、犬、猫を飼っている人は最後まで大事にしてあげるとか、犬、猫を飼えない人は保護団体の活動を応援するとか、一人一人が小さいことを心がけてくれると動物に優しい世界になるのを感じているので、高知でも盛り上げていきたい」