雪は北陸・東海で平年の3倍近い量か
<20日(水)頃~5日間降雪量>
東北 平年の207%以上
(平年値:青森25センチ 秋田12センチ 山形13センチ 酸ヶ湯63センチ)
関東(長野県北部・群馬県北部)平年値の226%以上
(平年値:藤原52センチ 草津24センチ 長野7センチ)
北陸 平年の282%以上
(平年値:津南55センチ 新潟4センチ 富山10センチ 金沢5センチ 福井6センチ)
東海(岐阜県山間部)平年の289%以上
(平年値:白川39センチ 高山14センチ)
近畿(日本海側) 平年の350%以上
(平年値:彦根3センチ 舞鶴6センチ 豊岡7センチ)
山陰 平年の298%以上
(平年値:松江2センチ 鳥取6センチ 大山33センチ)
ことしは海面水温が高く降雪量が多めに

この時期は日本海の海面水温が高い上に、ことしは平年より2~3℃も高い状況です。
海面水温が高いと空気中の水蒸気が多くなるため、降雪量も多くなります。また、上空の寒気の影響で大気のバランスが悪くなり、雪雲が発達します。
気象予報士としては「12月の寒波」には特に注意をしています。

予想を上回る大雪に注意
2022年12月24日は強烈な寒気の影響で、太平洋側の名古屋市内にも発達した雪雲が流れ込み、12月としては8年ぶりに積雪が10センチに達しました。
2014年には積雪23センチ。いずれも予想を超える積雪になったのを覚えています。
現段階では、今回は2022年ほど強い寒気ではないと予想していますが、今後、変わる可能性もありますし、12月の寒気は油断はできません。
まだスタッドレスタイヤなど、冬の備えを行っていない方、早めに対策をお願いいたします。(気象予報士・桜沢信司)