Q.こういう契約の形態、後払いのパーセンテージが多い金額なんですけどこれは翔平のアイデアだったんでしょうか。あと他のチームも同じような条件でいったんでしょうか。

大谷:もともと後払いっていうのは、どの選手も大型契約になると付くものではあるので、そのパーセンテージに関しては、あとは選手に一任するというところではありますし、そこを含めて自分が今受け取れる金額を我慢してペイロールに柔軟性を持たせるのであれば、僕は全然後払いでいいですというのが始まりですかね。あと、他球団の契約に関しては、今も他の選手の交渉もしている最中だと思うので、僕の口から具体的な球団名だったりとか、交渉の内容に関してはあんまり言うことができないっていうのが、この場で言うことができないっていうのはあるかなと思います。

Q.いろんな選択肢の中からドジャースを選んだんですけど勝つこと、優勝リングを手にすることっていうのは、優先順位でいうとどの辺にあるんでしょうか。

大谷:僕自身の優先順位はもちろん、契約形態から分かるように一番上のところではあるので、野球選手としてあとどれぐらいできるかっていうのは正直誰も分からないですし、勝つことっていうのが僕にとって今一番大事なことかなと思います。

Q.本当に最後の最後の段階で実際何チームで悩んでたんでしょうか。その決断をするにあたって、決め手というかいろいろあったと思うんですけども、これが決め手だったっていうのを何かあるんでしょう。

大谷:何球団というのを僕の口からこの場で言っていいのかちょっと分からないので、そこは差し控えさせていただくというのと、先程見た通り、ドジャースがこれを持っているからというよりかはそうですね。まぁ何て言うんですかね。心に残ってる言葉として、オーナーのマーク・ウォルターさん含めてこの10年間ドジャースが経験してきた、この10年間を彼らは全く成功だとは思ってないっていうことはおっしゃっていたので、それだけ勝ちたいという意志がみんな強いんだなというのは心に残ったかなと思います。

Q.先ほどもお話の中にありました。勝ちにこだわる、そして常々、一番になるんだという思いを持って、WBCでも見事に優勝を果たしました。今回、常勝軍団であるドジャースに、そしてユニホームに袖を通して、先ほども勝利への明確なビジョンがあったというお話をされていましたが、その勝利への明確なビジョン勝つために一番大切なもの、どんなことだと考えていらっしゃいますか。

大谷:一番大事なのは、やっぱり全員がその勝ちに同じ方向を向いているということが大事だと思うので、オーナーグループもそうですし、フロントも皆さんもそうですし、もちろんチームメート、ファンの皆さんもそうですし、みんながそこに向かっているというのが一番大事かなと思います。

Q.大谷選手は常々、世界一になるという目標を持ってきたと思うんですけれども、改めてこのドジャースで世界一の選手になる。そのどういうような選手像を思い、イメージしているか教えてください。

大谷:まず優勝することを目指しながら、そのところで欠かせなかったと言われる存在にまずはやっぱりなりたいですし、そういう期待を込めた契約だと思うので、そこの期待に応えられるように、今後も全力で頑張っていきたいなと思ってます。

Q.MVP発表で愛犬、ワンちゃんがテレビに映ってから、世界中が名前を知りたくて詳細知りたくて待ちきれないんですけど、この場で発表してもらえますでしょうか。

大谷:デコピンっていうんですけど。こっちの人はあんまりその発音的に難しいというかあれなので、元の名前がディコイっていうので、こちらの人に説明するときは呼びやすいディコイっていうふうに紹介してます。