メジャー史上最高額となる7億ドル(約1015億円)でのドジャース移籍が決定した大谷翔平(29)が15日(日本時間)、本拠地のドジャー・スタジアムで入団会見を行った。

大谷が公式での取材に応じるのは10勝目をあげた8月10日(日本時間)以来、約4か月ぶり。アメリカ、日本の報道陣が注目した36分間の会見で大谷が話した全文がこちら。

大谷翔平選手:
皆さん、本日はお集まりいただきありがとうございます。まず最初にこのような機会を頂き、今回選手としての自分を信じてくださったロサンゼルスドジャースのチームの皆さん、特にマーク・ウォルター(オーナー)、アンドリュー・フリードマン(編成本部長)、スタン・カステン(球団社長)、ブランドン・ゴームズ(GM)、デーブ・ロバーツ(監督)この5人には本当に感謝しています。ありがとうございます。

そして私にメジャーリーガーとしての最初のチャンスを与えてくださったエンゼルスの皆さん、本当に今振り返っても素晴らしく、大切で忘れられない。そんな6年間を、そんな思い出をありがとうございました。

また、今回のFAに際しまして本当に多くの方とお話をさせていただきました。その他の球団も含めた球団関係者のすべての皆さんに心より感謝申し上げます。

明確な勝利を目指すビジョンと豊富な球団の歴史を持つ、このロサンゼルスドジャースの一員になれることを今心より嬉しく思うと同時に、今すごく興奮しています。

最後に日々お世話になってるエージェントのネズ・バレロをはじめ、CAAの皆さん、そしていつも遠く、日本から温かい声援を送ってくださるファンの皆さん、本当にありがとうございます。今日は質疑応答を交えながら、そうした方々に少しでも日々の感謝の気持ちを伝えられたらなと思っています。よろしくお願いします。

Q.最終的に、ドジャースにいつ決めたんでしょうか。決断した時期と決め手は何だったんでしょうか。

大谷:ドジャースにお願いしますという、契約をしますという決断を伝える前の日の夜というか、発表したのは次の日のお昼なので、その前の晩ですかね。あとは決断理由に関しましては、これが一つというわけではなくて、本当に交渉をさせていただいた全ての球団の皆さんと話をさせていただいて、本当にどの球団も素晴らしかったですし、ただ何球団誘いをいただいても、YESと答えれる球団は一つしかないので、そこに対して自分が最終的にここでプレーしたいなという気持ちに、素直に従った結果かなという感じはします。

Q.この場に来て初めて、報道陣の方の数を見て思ったことと、これだけいるってことはそれだけプレッシャーがあると思うんですけど、そこに関してはどうでしょうか。

大谷:うれしく思うと同時に、報道陣の方しか今日はいないと聞いてたので予想より多くてちょっと今はびっくりしてます。

Q.2回目の肘の手術は、トミージョンとは言っていないですけど、あえてそういう風に言わないことで、交渉的に有利に進めたりとか、そういう思惑があったんでしょうか。

大谷:最初の段階でどういう手術になるのかっていうのを、まずドクターも含めてどういう風になるのか、というのを決めなきゃいけなかったので発表の段階でそれがまず決まっていなかったのが一番かなと思います。

Q.2回目のトミージョンをしたっていうのは事実なんでしょうか。
    
大谷:そうですね、ただ術式が違ったりというか、前回とはまた違うのでそこをどういうふうに表現するのかっていうのは、僕はもちろん、専門外なところではあるので、そこはドクターの方が詳しいかなとは思います。