高知県香美市に住む40代の女性が、現金796万円をだまし取られる被害にあっていたことがわかりました。
警察によりますと、被害にあった女性は今年9月、携帯電話でネットを利用していた際に「利益100倍」 などとうたう証券会社の広告をタップし、アンケートに回答してSNSの登録をしました。
その直後から、被害者の携帯電話にメッセージが届くようになり、「先生」とされる人物を中心としたSNS上の投資学習グループに招待されました。このグループ内で「先生」と呼ばれる人物は、「先生の指示に従えば、少額投資でも大きな利益を上げることができる」などと称賛されていたということです。
被害にあった女性は、その「先生」から、為替取引所の職員を名乗る人物を紹介され、アプリでFX投資を行うことを勧められました。勧めに従い指定口座に投資金を振込んだところ、入金額がアプリ上で確認できたうえに、次第に利益の表示は増えていったということです。
ところが、被害にあった女性はこの「先生」から「資金不足で多くの利益を逃している」などと再三の指導を受けたため、今年11月までに指定された口座に12回の振込みを行ってしまい、総額796万円をだまし取られたということです。
警察は詐欺事件として捜査しています。














