高校生から高齢者に、愛情たっぷりのプレゼントです。

岡山市南区の高校で、毎年恒例となっている「手作り弁当を1人暮らしの高齢者に届ける取り組み」が行われました。

「手作りの弁当を高齢者に」30年目の取り組み

(生徒)
「ちょっとドキドキしてます。頑張って作ったので楽しんでもらえたら嬉しいです」

岡山市南区の興陽高校で、30年前から続く取り組みです。

1人暮らしの高齢者に手作り弁当を届けるため、家政科の生徒たちが5か月間メニューの考案と試作を繰り返しました。

「大葉とれんこんの鶏つくね」は、豆腐を入れて柔らかく。玉子焼きは塩分を控え目に、など様々な工夫を凝らしています。

(生徒)
「すごく緊張します。練習で玉子焼きを150個は作ってます」

「これは結構いい!きれいに焼けてます」

朝、ちょっとしたハプニングも…。

(生徒)
「ひじきが、違うひじきだったんですよ。『長ひじき』っていう。やばいなっていう」

自分たちで、「長ひじき」を短くカットし、乗り切りました。

(生徒)
「美味しかったよって、おばあちゃんやおじいちゃんに喜んでもらえるのが楽しみです」

思いのこもったおよそ30個の弁当が完成しました。彩り、形…。見た目にもこだわりました。喜んでもらえるのでしょうか