16日(日本時間)に開幕を迎える世界陸上オレゴンに向けて7日、日本代表選手団の結団式がオンラインで行われ、日本選手団キャプテンの男子走幅跳・橋岡優輝(23・富士通)と女子キャプテンのやり投・北口榛花(24・JAL)が選手代表として意気込みを語った。

橋岡は前回の2019年ドーハ大会で8位入賞、東京五輪では日本勢37年ぶりの6位入賞を果たしている。「今回2度目の出場となりますが、キャプテンとして最大限の力を発揮していきたいと思います」と決意を語った。先月13日に行われた内定選手会見では「ドーハよりも良い成績を残せるように」と意気込んでいた。

橋岡と同じく2度目の世界陸上となる北口は「東京五輪を終えて、再始動する選手が多いかと思いますが、パリのオリンピックに向けて一人でも多くの選手が良いスタートができるように、チームジャパン全員で頑張っていければいいなと思います」と語った。

会見では選手たちに織田裕二さん、イチローさん、福島千里さんからビデオメッセージが寄せられた。織田さんは「子供のころの、いつか世界最高の『あの選手と走ってみたい』、ぜひあの時の純粋な気持ちで楽しんでほしいなと思います」とエールを送った。

また、この日新たに男子200mの飯塚翔太(31・ミズノ)、10000mの伊藤達彦(24・Honda)400mハードルの岸本鷹幸(32・富士通)、3000m障害の吉村玲美(22・大東文化大学)の4名の代表選手追加と、田中希実(22・豊田自動織機)の800m代表入りが発表された。田中は1500m、5000mに続き3種目の出場となった。これまで発表された64名に加え、計68名(男子41名、女子27名)の日本代表選手がオレゴンの地で熱戦を繰り広げる。

大会は日本時間16日(土)から25日(月)まで10日間開催される。