高知県内で生産された今年の米の作柄状況が発表されました。10アールあたりの収量は454キロで、全体を通して「平年並み」となっています。

中国四国農政局によりますと今年の水稲の作付面積は1万300ヘクタールでした。10アールあたりの収量は454キロで去年に比べて6キロ減少。指数では「平年並み」となっています。

4月ごろに植えられる早期栽培は6月中旬から下旬にかけて好天の日が多かったことから「もみ」の数は多くなり、その分、発育にあたる「登熟(とうじゅく)」は不良となったということです。

5月から6月ごろに植えられる普通栽培では8月の台風で日照不足となり、「もみ」の数はやや少なくなりましたが、9月以降の天候回復で「登熟」はやや良くなったということです。

主食用の収穫量自体は4万6300トンで、去年より2500トン減少しました。