東欧・ポーランドが8年ぶりに政権交代し、EU=ヨーロッパ連合の前の大統領、トゥスク氏が首相に就任しました。ポーランドはEUとの協調路線に転換します。

13日、ポーランドでトゥスク元首相がドゥダ大統領の前で宣誓し、新たな首相に就任。新政権が正式に発足しました。政権交代は8年ぶりです。

前政権を支えてきた保守政党「法と正義」は、司法への介入や反移民政策などでEUと対立してきましたが、EU前大統領のトゥスク氏は12日の所信表明演説で「EUのリーダーとしての地位を取り戻す」として、親EU路線への回帰を強調しています。

ただ、連立与党内では一致しない政策もあるほか、「法と正義」出身のドゥダ大統領が法案への拒否権を持つことから、政策転換は一筋縄ではいかない可能性もあります。