「命ある限り描き続ける」いまだ枯れぬ漫画への思い

(中村公彦会長から新里堅進さんへ宛てた手紙 一部抜粋)
『私たちの知らなかった戦時下の沖縄で起こった悲しい出来事を、漫画の形で血の通った物語として描いてくださり、より深く心に刻まれました。忘れてはならないこの過ちをさらに若い世代に伝えてゆけるよう、私たちもその務めを果たしたいと思います』

漫画を通して沖縄戦を県外の人に伝えたいと挑んだ今回のコミティア。82人に作品を届けることができました。

新里堅進さんの次男 新里堅二郎さん
「県外のほうにどうしても進出したいっていう話は、ずっとしていたので、本当にありがたいなと思うところと、本当に命ある限り描き続ける、描き残すっていうのが、本人が使命感をもってしているので、描き残せるだけ、描き残してほしいなとは思いますね」

漫画家 新里堅進さん
「よかった、すごく。初めて行ったけども、漫画文化の奥深さを感じました。いろんな作家の方がいらっしゃって、みなさん若いでしょ。すごくなんか、励みになりました」

沖縄に戻ったあと、1000ページを超える新作を完成さたという新里堅進さん。新作の発刊は、来年春ごろを予定しています。