高知県は来年度の当初予算の見積もり概要を発表しました。見積額は今年度の当初予算を下回る4776億円あまりです。
県がきょう発表した来年度=2024年度の一般会計当初予算の見積額は4776億300万円で、今年度と比べて8億5400万円少なくなっています。見積額が前年度の当初予算の額を下回るのは2008年度以来16年ぶりです。主な要因として、新型コロナ対策関連の予算がおよそ163億円減少していることがあげられます。
濵田知事のメイン政策であるデジタル化、グリーン化、グローバル化推進の関連予算としては合わせて148億2500万円あまりが、人口減少対策の関連予算としては588億3100万円あまりがそれぞれ盛り込まれています。
一方、県警が発表した来年度の一般会計当初予算の見積額はおよそ67億8000万円で、今年度と比べて16億8900万円多くなっています。
主な要因としては来年度に完成が予定されている宿毛警察署と、令和7年度に完成が予定されている室戸警察署の建設に関する費用が10億7000万円あまり盛り込まれていることが挙げられます。
また、令和7年に全国運用が始まる免許書とマイナンバーカードの一体化事業に関して受付機や一体化用の端末の準備に2億400万円あまりが、県内約1100か所の信号機のLED化に3億5100万円あまりが盛り込まれています。
これらの見積もり概要は来年1月に知事査定が行われ、2月に当初予算案として発表される予定です。














