新潟県 見附市の小学校で3か月間子どもたちと一緒に過ごしたアルパカが卒業の日を迎えました。別れを惜しみ、感謝の気持ちで最後は、アルパカの乗った車を全力で追いかけました。
見附市の葛巻小学校で開かれた卒業式。卒業の日を迎えたのは…白い毛のリリーと、茶色い毛のヨーコ、2頭のアルパカです。
2頭は9月に葛巻小学校へ入学。「命」について考える授業の一環として、1年生79人が交代で餌やりや小屋の掃除などのお世話をしてきました。
「卒業証書、ヨーコ様…いつも1年生を楽しませてくれてありがとう」
雪が降るのを前に2頭はふるさとの山古志アルパカ村へ帰ることになり、13日がこの学校で過ごす最後の1日でした。
別れを惜しみながら、最後のふれあいを楽しむ子どもたち。やっぱりお別れは寂しいようです。

児童
「いろいろなことを伝えたいんだけど…『ありがとう』とか」
山古志アルパカ村 青木勝 代表
「入学式の時はかなり近づきがたいみたいな、怖がる子もいたんですけど今は1人もそういうのがいなくて、(2頭も)子どもたちがあれだけじゃれついても何の警戒心もないし、ちゃんと仲間になってやっているんだなと思った」

3か月を一緒に過ごし、すっかりみんなの友達になったリリーとヨーコ。子どもたちは歌や手紙で今までの感謝の気持ちを伝えました。
「(思い出は)エサやったこと。食べてくれてうれしかった」
「散歩とかできてうれしかった。また会いたい」
そして、ついにお別れの時が…
リリーとヨーコを乗せた車を追いかけ見えなくなるまで見送った子どもたち。
2頭と過ごした日々は、きっと、子どもたちのことも成長させてくれたはずです。
