EU=ヨーロッパ連合の議会は12日、人権擁護に貢献した人たちをたたえるサハロフ賞の授賞式を行いました。イランでスカーフのかぶり方をめぐり拘束され、その後急死した女性が受賞しましたが、出席を予定していた家族はイランからの出国が認められませんでした。

「サハロフ賞」は、EU議会が人権や民主主義の擁護に貢献した人たちをたたえるもので、今年は、イランで去年9月、髪の毛を覆うスカーフ、ヒジャブのかぶり方が不適切だとして当局に拘束され、その後急死したマフサ・アミニさん(当時22)らに贈られました。

アミニさんの死をきっかけに世界的に広がった「女性、命、自由」をスローガンとする抗議運動も授与の対象です。

EU議会のメツォラ議長によりますと、授賞式にはアミニさんの家族が出席する予定でしたが、9日にイラン政府による渡航禁止措置を受け、実現しませんでした。

授賞式では「彼女の名前は自由の象徴であり続けることを確信している」というアミニさんの母親のコメントが代読されました。