岡山県吉備中央町の浄水場から国の暫定目標値を超える「有機フッ素化合物」が検出された問題で、きのう(11日)2回目の健康影響対策委員会が開かれ、「住民の話を聴き取る場」を設けることや、住民の血液検査などについて話し合われました。

この委員会は大学教授や医師ら9人で構成。住民の健康への影響や対策を話し合うものです。

2回目となったきのう(11日)は、有機フッ素化合物が検出された浄水場の水を飲んだ人に対し、既存の特定検診と後期高齢者検診の期間を、先月末から来年2月末まで延長することなどが報告されました。

また「住民の話を聴き取る場を設けること」や「住民の血液検査を行った後の対応」などについて意見が交わされたということです。

(対策委員会委員長 岡山大学大学院 頼藤貴志教授)「みんなじゃあ血液検査します、でも数値は僕たちわかりません、自分で判断してくださいとなると良くないかなと思う。そこをどういう風にしていくかという提言も必要じゃないかなと」

来年1月の委員会で意見書の素案が出され、年度内には町に最終的な提言を行うということです。