ロシアのプーチン大統領が出馬を表明した来年の大統領選挙について、ロシアが一方的に併合したウクライナの4つの州でも投票が強行されることになりました。

プーチン大統領は11日、ロシア北部アルハンゲリスク州で最新型の原子力潜水艦「アレクサンドル3世」と「クラスノヤルスク」の就航式に出席し、「ロシアの海軍力増強はこれからも続く」と強調しました。

「アレクサンドル3世」は核兵器を搭載できるとするSLBM=潜水艦発射弾道ミサイル「ブラバ」を備えていて、2隻は太平洋艦隊で任務に就くということです。

一方、プーチン氏が出馬を表明した来年3月の大統領選について、ロシア中央選挙管理委員会は11日、ロシアが一方的に併合し、戒厳令が敷かれているウクライナ東部と南部の4つの州でも選挙が可能だとの判断を示し、投票が強行されることになりました。

また、プーチン氏の推薦人団体が発足し、これによりプーチン氏は大統領選に無所属で出馬することになります。