広がりを見せる安倍派の“裏金”疑惑。これまでに少なくとも10人に疑惑が浮上していますが、具体的な説明はなく、“逆ギレ”する議員も…そんな中、岸田総理は安倍派の閣僚4人を交代させる意向を固めましたが、その1人、松野官房長官と長年付き合いのある市議は「あの答弁はらしくない」などと驚きの声を上げました。
安倍派“裏金疑惑”10人に 記者に“逆ギレ”議員も
11日、京都市長選の候補者に、必勝祈願の色紙を渡す、岸田総理と自民党の麻生 副総裁、茂木 幹事長の3人。時折、笑顔も見られましたが…

幹事長の会議室から出てきたときの表情は、険しいものでした。
茂木 幹事長
「(Q.3人で話し合っていたが?)現在の政治状況や、問題点、今後の対応等々について、意見交換をさせていただきました」

広がりを見せる、安倍派の政治資金パーティーをめぐる問題。
“裏金”疑惑が浮上した安倍派の議員は、幹部を含め、これまでに少なくとも10人。その額は、過去5年間で最大5000万円を超えるとみられるケースも。

渦中の議員たちを直撃すると…
4000万円超“不記載”? 谷川弥一 衆院議員(10日)
「読み上げますよ。清和政策研究会のパーティー券の問題について、刑事告発を受けている案件でもあり、事実関係を慎重に調査確認して、適切に対応してまいりたい」
Q.パーティー券の販売ノルマは?
谷川 衆院議員
「だから、いま言った通りって言ってるでしょう、いま言った通りって」

Q.会派の中でそういったことはあった?
谷川 衆院議員
「その通りって、何を言ってもその通り。頭悪いね。言っているじゃないの、質問しても、これ以上、きょう言いませんって言ってるじゃない。わからない?」

約5000万円“不記載”? 大野泰正 参院議員
「刑事告発をされ、捜査が進んでいる段階であり…」
1000万円超“不記載”? 橋本聖子 元五輪大臣
「刑事告発を受けている案件でもありますので、いま申し上げることは出来ませんけれども…」
「捜査中」などを理由に具体的な説明を避けますが、本当に、捜査に影響が及ぶのでしょうか。














