現役ドラフトで、ロッテからDeNAに移籍した佐々木千隼(29)が11日、横浜市内の球団事務所で入団会見を行った。背番号は「41」に決まった。
「本当に急なことでびっくりしたけど、自分にとってはプラスなこと」と話した佐々木。球団は「中継ぎの層の厚さを増やしていただけると思っている」と救援での起用を想定している。
佐々木は16年ドラフト1位でロッテに入団。当時はDeNAも1位指名したものの、抽選の末ロッテが交渉権を獲得した経緯があり、“7年越し”の入団実現となる。21年には54試合に登板し、26H、1S、防御率1.26の成績を収め、オールスターゲームにも選出されるなどキャリアハイの成績を残した。今季は2試合の登板に留まっている。
球団では、クローザーとして活躍し、1998年のリーグ優勝時の胴上げ投手「大魔神」こと佐々木主浩さん(1989年ドラフト1位~99年、2004~05年)以来の“佐々木”姓となることに「恐縮です」とひとこと。「1日も早くベイスターズの勝利に貢献したい」との決意を胸に、「大魔神」以来の“佐々木”が98年以来の優勝へ腕を振る。
■佐々木千隼
1994年6月8日生まれ。181cm、83kg 右投・右打 東京都出身 日野高~桜美林大。2016年ドラフト1位でロッテに入団。プロ7年で通算106試合16勝12敗1S、27H、37HP、防御率3.48。














