中国政府は、台湾産の果物「釈迦頭」について、輸入業者を大幅に増やすと発表しました。「釈迦頭」の産地は野党、国民党の地盤で、来年1月の総統選を前に国民党を支持すれば経済的利益があるとアピールする狙いがあるものとみられます。
中国政府で台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室は8日、台湾産の果物「釈迦頭」について、およそ1300の業者に対し、中国への輸入を認めると発表しました。
「釈迦頭」をめぐってはおととし9月、「害虫が検出された」として突如、中国への輸入が禁止になりましたが、今月から再開されていました。
今回の措置について台湾事務弁公室の報道官は、「台湾独立に反対し、中国の検査基準に従っている限り、農水産物の輸入再開を支持する」と説明しています。
「釈迦頭」の生産が盛んな台湾南東部の台東県は、中国に対し融和的な政策をとる野党・国民党の地盤で、今回の措置の背景には、国民党を支持すれば経済的利益があるとアピールすることで、与党・民進党を揺さぶり、政治的圧力をかける狙いがあるものとみられます。
注目の記事
党4役が辞意表明も石破総理は"想定内"? “総裁選の前倒し”迫るも…「やるもやらぬも茨の道」 自民党が向かう先とは【edge23】

「3行超えたら威圧感」「その絵文字は怖い」令和7年のSNS作法 あなたはついていける?「インスタは顔にモザイクがカワイイ(*´ー`*)」え??【原田曜平教授も解説】

“ママアスリート”の先駆者・寺田明日香選手 葛藤と挑戦の日々【報道特集】

「すごく運転がうまくて憧れた」中学時代からの夢、バス運転手へ 19歳デビューは県内初 地域の足支える若き担い手に期待 富山

年金の「強引徴収」で経営危機に陥る運送会社...20人以上の運転手解雇 『社員が横領』犯罪被害で厚生年金の猶予を申請...年金事務所は「猶予する理由がない」原因は職員の"勉強不足"か

なぜ“懲役8年”なのか…時速194キロ死亡事故 「その数字が頭の中をぐるぐる」遺族の静かな怒りと控訴審への思い
