また、警察取材の経験が豊富なジャーナリストの青木理氏は、安倍政権で警察官僚が内閣の要職を占めたことを指摘し、ヤジ排除に警鐘を鳴らしました。

 ジャーナリスト 青木理さん(先月8日)
「警備公安部門出身の警察官僚が、深々と政権に食い込んだ、突き刺さったことで何が起きたのか。今回の作品があぶり出したように、こういうものを放置しておくと、表現であったりとか、民主主義であったりとかっていうものの自由というものが、むしばまれかねないんじゃないかというようなことが、一つの病理として起きたとも言える」

 この映画の意義をこう評しました。

ジャーナリスト 青木理さん(先月8日)
「作品の中にあった通り、『迷惑』とか『邪魔』というような形で排除していく社会っていうものは、どう考えても誰にとっても生きやすくはない社会なんだということを、今日の映画を見て改めてやっぱり痛感させられるんですよね」