■米女子ゴルフツアー最終予選会 最終日(6日、アラバマ州モービル・マグノリアグローブGC)

馬場咲希(18、ばば・さき)はパットに苦しみ74(パー72)で終え、通算5アンダーの62位タイで45位以内に与えられる米ツアー出場資格に3打差届かなかった。日本勢は西郷真央(22、さいごう・まお)が2位タイ、吉田優利(23、よしだ・ゆうり)は7位タイで来季の出場資格を獲得。先月、日本の女子プロテストに一発合格の現役高校生は悔しさを語るも、その表情は明るく、前を見据えていた。

Q.最終ラウンド振り返って
馬場咲希:

今日は決めたいなっという、パットが全く入らなくて、バーディーチャンスもいくつかあったのですけど、それも全部外しちゃったので、結構、悔しいです。
Q.本当にチャンスたくさんあって、一個でも入っていれば流れも
馬場:

ひとつでも(パットが)入っていれば、次のパットも入っていたかもしれないし、って考えると大分、もったいないなって思います。
Q.気温も低く、風も吹く中でのラウンドとなった
馬場:

スタートしたあたりからすごい気温も低かったので飛距離も落ちるのかなって思ったんですけど、そうでもなくて、初めの方はオーバーを何回かしてしまって、ちょっと計算もあまり出来ていなかった感じがしました。
Q.最終予選会はディレイもありタフな7日間になったのでは
馬場:

終わってみたらあっという間の7日間で、始まる前は長丁場になるかと思っていたが、結構あっという間な感じがしてそういう中止になったっていうのもアメリカっぽくていいなって思いました。
Q.ツアー予選会は独特な雰囲気になるが、メンタルと体力面はどうだったか
馬場:

体力面では最後まで結構集中してできたんで去年よりは成長したのかなって思うところは多いが、メンタル面はプレッシャーのかかるパットだったり、決めたいってパットに力が入ってしまって、ミスパットをしてしまう場面が多かった。そういう所は鍛えないとな、と思いました。
Q.全体的に振り返って経験になった事は
馬場:

二次予選会も最終予選会もすごい普段の試合と違って、プレッシャーのかかるパットが多かったが、その中で自分がどういう反応をするのか、どういうミスをしてしまうのか、というのもよく分かったのでこれからもっと強くなれるように改善していきたいと思います。
Q.今後の予定などは
馬場:

来年はどうするかを、話し合って決めたいと思います。

馬場咲希(ばば・さき)2005年4月25日生まれ、東京都出身、身長176cm
ゴルフ歴は5歳から。2022年8月、日本勢として服部道子以来37年ぶり2人目の全米女子アマで優勝。同年の日本女子オープンでは11位タイでローアマチュアに。
2023年11月にプロテストで一発合格(通算12アンダー、2位タイ)を果たした。