プーチン氏に逮捕状で報復されるも… 「死んでも代わりが」

逮捕状が出て以降、プーチン氏は国際会議への参加を見送らざるを得ないなど、外交政策に一定の影響が出ています。
反発を強めるロシアは、赤根判事らICCの判事3人を指名手配する報復措置に出ました。

ICC(国際刑事裁判所) 赤根智子 判事
「予想はしていましたよ。当然のことながら。国内的には“敵”に対して逮捕状を出したりという話は聞きますので」

ロシアでは、反乱を起こした民間軍事会社「ワグネル」の創設者が乗った飛行機が墜落するなど、プーチン氏と敵対する人物が次々と不審な死を遂げています。
身の危険は感じないのでしょうか?

ICC(国際刑事裁判所) 赤根智子 判事
「そういうメンタリティーがちょっとないですね。裁判官は仮に1人が死んだとしても、いくらでも替えが利くものですから、別に狙う価値はないわけですよね。と、私は思います」
赤根判事は、「証拠に基づき法律的な手続きで責任を追及していくことが、戦争犯罪の抑止につながる」と訴えています。