松野官房長官は7日午前の会見で、8日から長崎市で開かれる日本政府主催の「国際賢人会議」2日目に岸田総理大臣が参加予定であると発表しました。


松野博一内閣官房長官は、7日午前の会見で「岸田総理は12月9日に核兵器のない世界に向けた『国際賢人会議』第3回会合に参加するため長崎市を訪問予定である」と述べました。

また「国際賢人会議の英知も得ながら、昨年8月のNPT運用検討会議で岸田総理が発表した “広島アクションプラン”の元での取り組みをひとつひとつ実行していく事で、核兵器のない世界に向けた現実的 かつ 実践的な取り組みを継続強化していく」と述べました。
国際賢人会議は核兵器国と非核兵器国双方から安全保障の研究者や実務者らを集め「核兵器のない世界」実現に向けた具体的な道筋を議論する外務省主催の会議です。
核軍縮をライフワークとする岸田総理自らが去年立ち上げを表明し、日本のほか核兵器国であるアメリカ、ロシア、中国、イギリス、フランスなどからの15人が委員をつとめています。

8日から長崎市で開かれる3回目の会合には、委員13人が対面で参加を予定しており、会合を前に原爆資料館の視察や、長崎原爆の被爆者の話を聞く機会も設けられています。