ロシアのプーチン大統領は、UAE=アラブ首長国連邦とサウジアラビアを相次いで訪問し、イスラエル・パレスチナ情勢などを協議しました。

プーチン大統領は6日、UAEを訪問し、ムハンマド大統領と会談したほか、サウジアラビアを訪れ、ムハンマド皇太子とも会談。ロシアと両国との関係が「前例のないレベルに達した」と強調しました。

ペスコフ大統領報道官によりますと、これらの会談では“イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続く中東情勢や、主要な産油国としてエネルギー分野での協力について話し合われた”ということです。

今回の訪問にはロシア軍の最新鋭戦闘機「スホイ35」が4機、大統領専用機を護衛するため同行するなど、異例の厳戒態勢がとられました。

プーチン氏は帰国後の7日にはイランのライシ大統領とモスクワで会談する予定で、一連の会談を通じてそれぞれの国と関係強化を図る狙いがあるとみられます。