新型コロナの影響で供用開始の見通しが立っていなかった長崎県佐世保港・浦頭地区の国際クルーズ船ターミナルビルが、2024年3月から供用されることがわかりました。

佐世保港の新たな国際クルーズ拠点として整備が進む浦頭地区のターミナルビルは、世界最大のクルーズ会社・カーニバル社が主体となって建設し、2020年4月、供用開始予定でしたが、新型コロナの影響でクルーズ客船の運航が停止し、延期となっていました。

長崎県佐世保市によりますと、カーニバル社は、いまだ供用開始に慎重だということですが、佐世保市では、今年に入り、国際クルーズ船の寄港が増えていることから早期の供用開始を目指し、カーニバル社と調整。

ターミナルビルを無償で借り受ける契約を近く、カーニバル社と結ぶ見通しで、本来ターミナルビルの管理運営にあたるカーニバル社傘下の企業に代わって、佐世保市が暫定的に運営するかたちで、来年3月の供用開始を目指しているということです。