19歳以下で出産する県内の若年出産率は1.3%と、全国平均の2倍に上ります。
那覇市では、若い世代の妊娠・出産について考えるシンポジウムが開かれました。

このシンポジウムは若年妊産婦の実情を知り、みんなで支えることの重要性について考えようと県が主催したもので、若年妊産婦に関わる専門家ら3人のパネリストが登壇しました。

この中で県は10代で母になることを決めた当事者たちが、金銭的な理由で進学や資格取得をあきらめている現状や、気軽に頼れる場所を求めていることなどを報告しました。

引き続き行われたパネルディスカッションで県立中部病院の三浦耕子婦人科部長は「援助は援助する側の目線ではなく、当事者のニーズを引き出し、それに応えていく必要がある」と訴えました。

このあとも沖縄の抱える若年出産の社会的な背景と、課題や長期的な支援の在り方について議論が交わされました。