吉備中央町の浄水場から有害性が指摘されている物質が検出された問題を巡り、町は昨夜(5日)、県への報告を怠るといった不適正な事務処理について調査・検証する第三者委員会を開きました。

吉備中央町役場で開かれた第三者委員会には、大学院の教授や弁護士ら4人の委員が参加しました。

この問題は吉備中央町の円城浄水場で去年までの3年間、発がん性が指摘されている有機フッ素化合物・PFASが国の暫定目標値の16倍から28倍検出されていたものです。

第三者委員会は県への報告を怠っていたなど不適正な事務処理が行われた原因を調査するため町が設置したもので、

昨夜(5日)の初会合では、委員会の今後の進め方などが話し合われました。

(第三者委員会 佐藤吾郎委員長(岡山大学大学院教授))「地域の住民のみなさんが安心できるような再発防止策を具体的に提言する。これが我々の最終目的である」

第三者委員会では今後、職員へのヒアリングや行政文書の調査などを行い、今年度末を目途に再発防止策を取りまとめるとしています。